相変らず遅く起きた日曜日、近隣より遅く洗濯物を干していたら1台のミニパトが家の前の道路に入ってきて目の前で止まった。降りてきたのは大きなマスクをした制服警官と鑑識っぽい作業服の2人組み。そして迷う事無くお向かいの家のピンポンを押す。手に持っているのはぶ厚い茶封筒。
「何?事件?」
警官たちは何度かピンポンを押し続け、暫く家の前で待っていたけど、お向かいさんさっき犬の散歩から帰ってきて、すぐに車で出かけちゃったからね。すると我家のピンポンが鳴る。制服の方の警官が「巡回連絡ですがお向かいの○○さんについてお聞きしたい」と言うではないか。「いつごろ越してきたのか」とか「家族構成は」とか聞いて書き止めた後、お決まりの「空き巣や車上狙いが増えていますから気をつけて」「何かあったらすぐに110番」などと言う。
辺りを見回すと、片割れの作業服警官がうちの逆隣の家に行って、やはりお向かいの家の事について聞いている。そして制服は○○家の隣の家にも行っていて、後で聞いたらやはり○○家のことを聞いていったそうだ。
(え゛・・・○○さんのおじさんって、何かの容疑者なわけ?まさかあの温厚な犬を子供のように可愛がっているおじさんが、まさかそんなわけないじゃんと思う反面、今の世の中何が起きてもおかしくないし)
そして私の生年月日と名前と電話を聞いて来た。その時は警官だと信じていたので疑いもせずに答えたけど、そう言えば警察官証も見せなきゃ、名前も言わなかったし、マスクで隠れない眼の部分、青々とマユゲが剃られていた。なんだか不審に思ったので地元警察に「こういう人が尋ねてきてお向かいの事をあれこれ近所に聞いて回っていたが、何か事件性があるのか、そして警官は本物なのか」と電話してしまったさ。
すると折り返し電話があって「駅前の交番の巡査で本物に間違えは無く、住民調査に行ってもいつも留守なので近所に聞いただけだ」との返答。「でも、私を含めご近所中既に○○さんに何か事件があったと思い込んでいますよ、そんな聞き方じゃなく、いかにも何かありげな聞き方で、しかもこちらの連絡先や生年月日まで聞かれたんですから、マユゲも無かったし」「え?マユゲが無かったんですか?」ちょっと驚いていたけど「いやいや全く何も無いですから」ってさ。
「じゃあこれからみんなに何でも無いって言ってきます」すぐに警官が立ち寄った家に教えに行ったけど、逆隣のおばさんだけは「いや、そんな聞き方じゃないわよあれは」「でも警察に確かめましたから」「いやそんなはず無いわ」やべーっもう事件だと思い込んでいる。実はそのおばさん有名なスピーカーなのだ。
これじゃ○○のおじさんの人権侵害になると思い、夕方駅前の交番に抗議に行ったら「事件事故処理中にて留守にしています」と無人じゃないか。逃げやがったか!
しっかし、本人がちょっと留守している間に、本人の知らないところでこんな誤解を生むような事態が起きているなんて、自分に置き換えたらゾッとする。ある日いつもあいさつしてくれていた近所の人から突然無視されたら何がなんだかわからないじゃない。
警官ももうちょっと配慮した言葉遣いなさいませな!!!
今日のTSV「全部です」:と言うものの、プロパーやバリュー価格も紛れていました。17%以上割り引いていなかったらTSVじゃないのだ。
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